受験コラム

講義系参考書をより効果的に復習する方法を解説!【結論:授業する】

受験生
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教科書や講義系参考書の復習ってどうやればいいんだろう?何度も繰り返し読むしかないのかな?

こうした疑問に答えます。

本記事のテーマ

結論

教科書や講義系参考書は「セルフ授業」で復習すべき

・セルフ授業とは「学んだことを先生になりきって授業する」勉強法

・セルフ授業は最も定着度の高い勉強法である(明確な根拠あり)

・セルフ授業の効果を高めるポイント

①必ず声に出し、先生を演じきる

②テキストを丸読みしない

③盛り上がりポイントをつくる

記事の信頼性

この記事を執筆している塾長は大手予備校、大手学習塾、当塾の3か所で500人以上の指導実績があります。

また個人としては2022年に働きながら東大に合格しましたが、時間がない中で東大に合格できたのは「セルフ授業」で効率的に知識を習得したからです。

ここからは指導者・プレイヤーの両面での実績をベースに解説していきます。

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結論:セルフ授業で復習しよう

問題集に比べて、教科書や講義系参考書の復習はやりにくいと思います。

指導者の中にも「繰り返し何回も読むしかないよ」とアドバイスする人が多く、なにかと根性論で済まされてきました。

そんな中で、当塾は「セルフ授業(先生になりきって授業する勉強法)で復習すべき」と生徒に指導しています。

なお、セルフ授業は問題集での勉強にも応用できます。

セルフ授業が最強の理由

まずはアメリカ国立訓練研究所の「学習定着率に関する研究結果」を見てください。

ラーニングピラミッド

この表にある通り、最も効果的な学習方法が「他の人に教えること」です。

授業を聞いたり、参考書を読む(読書)、動画解説を見る(視聴覚)のは恐ろしいほど学習定着度が低いですね

もちろん友達や知り合いに直接教えるのがいいですが、友達がいつも近くにいるわけではありませんよね。

だからこそ、目の前に人がいるかのように「先生になりきって授業する(セルフ授業)」がオススメです。

セルフ授業をしてみると、理解していると思っていたことも意外と説明できないと気づきます。ここが「隠れ弱点」であり、本番で落とし穴になります。

セルフ授業のやり方

一言でいえば「勉強したことを、先生になりきって授業してみる」という勉強法です。

具体的な手順は以下の通りです。

①25分程度を目安に教科書や参考書を読む/問題を解く
※セルフ授業の負荷を小さくするために25分を目安とする

②5分休憩して、あえて勉強した内容を忘れる

③教科書や参考書を見ながら、学んだことを先生になりきって授業する
※目安としては10分くらい。続かなくなるのでやりすぎ注意

④できそうなら、テキストを見る回数を減らしてセルフ授業してみる
※「テキストを見るのは3回まで」と制約を設けてみる

余裕があれば、テキストの同じ部分を3~5回ずつセルフ授業してください(1時間は間隔をあけること)

セルフ授業はとても効率的な勉強法ですが、やはり1回で身につくほど甘くないです。

効果を高めるポイント

ここからはセルフ授業の効果を高めるポイントを解説していきます。

①必ず声に出し、先生を演じきる

基本ルールとして、セルフ授業では必ず声を出してください。

声を出すかどうかで効果が2倍以上変わります。

声を出しにくい環境で勉強している人は、口だけ動かしてセルフ授業してください

また、恥ずかしがらずに「先生を演じること」が大事です。ちょっと大げさなくらいで十分です。

イメージとしては、東進衛星予備校の先生のような感じです。

「恥ずかしがらない」は結構重要なポイントです。

合格するために恥じらいを捨てて、全力で先生を演じるようにしましょう。

②テキストを丸読みしない

「先生が教科書を読んでいるだけの授業」ってつまらないし、頭に入ってこないですよね。

これはセルフ授業も全く同じです。

大事なのは「教科書を丸読みせず、自分の言葉で説明すること」です。

・テキストの言葉を、別の言葉に置きかえて説明してみる

・接続詞を自分なりに足して、よりわかりやすくしてみる

テキストの説明を自分なりに解釈しながら授業をしてみましょう。

③盛り上がりポイントをつくる

先生が「ここはテストに絶対出るから、ちゃんと覚えておこう」と示してくれる授業はわかりやすく、授業が盛り上がります。

そのためセルフ授業でも、以下の2点を意識したわかりやすい授業を目指します。

①出題頻度の高い重要事項を強調する

②まぎらわしい事項の区別を強調する

①について

出題頻度の高い重要事項とは、ざっくりと「テキストで太字や赤字で強調されていること」と理解すればOKです。

勉強が進んで問題集や過去問を解くと「あ~これが重要なのか」と自分なりに理解できるようになりますが、最初のうちは難しいです。

まずは太字や赤字を目安に、意識的に強調して授業してみましょう。

②について

まぎわらしい事項とは、ざっくりいえば「名前が似ている」「字面が似ている」ものです。

・「Principle」と「Principal」

・敬語の「聞こゆ」と「聞こす」

・正弦定理と余弦定理

・藤原氏が関わる「承和の変」と「安和の変」

・「イオン化エネルギー」と「イオン化傾向」

こうした似た事項の区別は頻出なので、セルフ授業の中でも強調して説明するようにしましょう。

具体的なセルフ授業の利用シーン

セルフ授業を日々の勉強に取り入れるイメージをもってもらうために、具体的な利用シーンを解説していきます。

シーン①授業を受けたあと

学校や予備校で授業を受けたあとに、セルフ授業を取り入れましょう。

①学校や予備校で授業を受ける
★先生が強調した「ここが大事だよ」をちゃんと書き留めておく

②授業が終わったあと、5分ほど休憩する

③休憩後、授業で使ったテキストやノートを見ながら、セルフ授業する
★自分が受けた授業を越えるクオリティーを目指す
★周りに人がいるときは、口だけ動かす(マスクすればOK)

④家に帰ってから、2~3回同じ内容でセルフ授業をする

シーン②教科書を読んだあと

教科書を25分目安で読んだあと、一瞬休んですかさずセルフ授業をします。

①25分を目安に教科書(参考書)を読む

②5分ほど休憩する

③教科書を見ながら、セルフ授業をする
★接続詞を意識して、流れのある授業にする

④1時間は間隔を空けて、2~3回同じ内容でセルフ授業をする

「セルフ授業」はポモドーロテクニックと相性がいいので、こちらの記事も参考にしてください。

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シーン③問題を解いたあと

問題を3問解いたら、5分空けてすかさずセルフ授業をします。

①3問を目安に問題を解く
★難易度によりますが、3問くらいがちょうどよい

②5分ほど休憩する

③問題と(必要に応じて)解説を見ながらセルフ授業をする
★「なぜこれが答えになるのか」を明確にする

④1時間は間隔を空けて、2~3回同じ内容でセルフ授業をする

理系科目の場合は特に「どうしてこの解法になるのか」に焦点をあてて授業するようにしましょう。

おわりに

ここまで「セルフ授業」について解説してきました。

今回紹介したやり方とポイントを意識してセルフ授業をすることで、必ず今よりも速く成績が上がっていきます。

その意味で「セルフ授業を習慣化すること」が大事なので、ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。

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