受験コラム

勉強しても成績が伸びない受験生を救うのは「運動」である!

受験生
受験生
大学受験に向けて勉強してるけど、なかなか成績が伸びない。ネットで調べて色んな勉強法を試したりしたけどうまくいかない。何が原因なんだろう…

こうした悩みを解決します。

本記事のテーマ

結論

◎運動すれば、必ず今より早く成績が上がっていきます。

受験生が運動する3大メリット

①ニューロンが増えて頭がよくなる

②短長期的に集中力が高くなり、勉強時間が増える

③ストレスに強くなり、メンタルが安定する

具体的なおすすめ運動

①酸素を多く取り込む有酸素運動がおすすめ

②なわとび、散歩、スクワットを生活に取り入れよう

記事の信頼性

この記事を執筆している塾長は大手予備校、大手学習塾、当塾の3か所で500人以上の指導実績があります。

また個人としても慶應に現役合格、2022年には働きながら東大に合格しています。

指導者・プレイヤーの両面での実績をベースに解説していきます。

※本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考文献としています。

脳を鍛えるには運動しかない!』(著)ジョン・J・レイティ

運動がもたらす3つの効果

まずは運動がもたらす3つの効果を解説します。

著者は「運動が脳にもたらす効果は極めて重要であり、筋力や心肺機能を高めることは運動の副次的効果にすぎない」と言います。

①頭が良くなる

運動をすると脳でBDNFという物質が作られ、これによって頭が良くなります。

BDNFは脳細胞の栄養のような役割で、脳細胞を成長させたり、増やしたり、維持したりします

また、運動によって「ニューロン」が増えることが証明されています。

ニューロンは脳を構成する神経細胞で、多ければ多いほどに情報処理能力が向上すると言われています。

著者によると、運動と勉強によって以下のサイクルが成立します。

運動する→ニューロンが増える→増えたニューロンを使って勉強する→さらにニューロンが増える

運動と勉強は相互作用でどんどん高まっていきます。

②集中力が上がる

集中力の向上については、2つのことが言えます。

①長期的な集中力が向上する

②短期的な集中力も向上する

①については、運動を長期間継続することで「その人の持つ集中力のベース」があがります。

それに対して②では、例えば「10分散歩すると、その後の1時間の集中力があがる」というその瞬間での効果を意味します。

受験に置きかえると、運動することで以下のような集中力アップが実現します。

①運動を継続することで、日に日に集中できる時間が増えていく

②集中が切れた時に運動することで、集中力を復活させられる

このような効果を得られるのは、運動によって脳血流が増えたり、BDNFが出ることで脳の前頭葉を鍛えられるからです。

前頭葉は集中力や思考力、感情や行動のコントロールなどに関係している脳の一部です

また運動することで酸素が身体全体に行き渡り、さらにドーパミンという物質が分泌されることで集中力や記憶力が高まります。

③メンタルが安定する

運動をすると自律神経が整い、メンタルが安定します。

メンタルが乱れがちな受験生には最高の効果です。

自律神経とは呼吸や体温調節、代謝などを行う神経で、自分の意思とは関係なく自動で24時間活動しています

よく「自律神経が乱れると、体が活動と休息を切り替えるスイッチがうまく働かない」と言われます。これによってメンタルが乱れていきます。

このようなメンタルの乱れを防いだり、整えたりするのに必要なのが運動です。

メンタルが辛い時こそ、運動するべき

運動することによって、ストレスに強くなっていくので病まなくなる

というのが著者の主張です。

その他の効果

今回の記事では触れませんでしたが、他にも運動には以下のような効果があります。

・ストレス対策になる

・うつの解消に使える

・ADHD(注意欠陥障害)の症状緩和

・依存症からの脱却

・PMS(月経前症候群)

・アンチエイジング(老化防止どころか若返りも)

詳しく知りたい方は、『脳を鍛えるには運動しかない!』をご確認ください。

どのような運動がいいのか

脳を効率的に鍛えるのは「有酸素運動」です。

有酸素運動…30分~60分の酸素を多く取り込んで行う運動のこと。早歩きのウォーキングやランニング、サイクリング、スイミングが該当する。

無酸素運動…短時間で強い力を出す筋トレや短距離走などの運動のこと。

限度はありますが、有酸素運動をすればするほど脳に良いと言われています。

受験生は基本的に運動不足なので「結構運動したな~」と思うくらいやるのが理想です。

【念のため:理屈の解説】

・有酸素運動をすると神経伝達物質が増え、BDNFなどを送る血管が新たにできて新しい脳細胞が生まれる

・その後に別の運動や勉強をすることで、その新しい脳細胞を使った脳のネットワークが強化される

・それによって、効率的に脳が働くようになる!

おすすめはなわとび・散歩・スクワット

受験生のみなさんには「なわとび、散歩、スクワット」の3つを強く推奨します。

おすすめの理由は2つあります。

①手軽に短時間にできる

②怪我のリスクが少ない

結論として、継続することが一番重要になります。

ここまで紹介してきた「運動のメリット」を得るためには、運動を継続する必要があります。

そして継続するには①手軽に短時間で出来ること②ケガしないことが大事になります。

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なわとびは最強の運動法

なわとびは散歩やスクワットと比べて負荷が大きいので、短時間で運動効果を得られます。

2~3分で終わるため、ちょっとした休憩として取り入れて欲しいです。

しかも、なわとびのようなリズム運動は「自律神経を整える効果」があるので、精神を安定させるのに有効です

まずは一日3分から始めていきましょう。

散歩は朝に行うと最高

散歩は運動強度が弱いので、20分~30分ほど行うようにしましょう。

勉強の休憩として散歩をするのも良いですが、一番いいのは「朝、日光を浴びながら」散歩することです。

朝に日光を浴びることには以下のメリットがあります。

①セロトニンが分泌され、短期的に気分が明るくなる

②自律神経が改善し、長期的に気持ちが安定しやすくなる

③体内時計がリセットされ、睡眠リズムが整いやすくなる

気分的に朝の散歩は気持ちがいいので、ぜひ明日から取り入れてみてください。

勉強の休憩時間にスクワット

1時間に1回、5分程度のスクワットをしましょう。

太ももの筋肉が一番大きいので、効率的に血流を改善して脳を活性化することができます

「なんか疲れてきたな~」というタイミングが一番おすすめです。眠気を緩和することもできます。

スクワットのほかに、階段の昇降も同じ理由でおすすめです。

おわりに

受験生のみなさんが運動すべき理由を解説してきました。

この話をすると「運動は面倒です」だったり「本当にそれで成績上がるんですか?」と言って運動しない人がいます。

もちろん「運動したら成績上がるよ」という単純な話ではないですが、成績があがる確率は圧倒的に高まります。

あなたが明日から運動するかどうか、これはかなり重大な決断です。

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(再掲)参考文献

本記事を書くにあたり、以下の書籍を参考文献としています。

脳を鍛える

脳を鍛えるには運動しかない!』(著)ジョン・J・レイティ

著者の経歴は以下の通りです。

・ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授、開業医でもある医学博士

・主に精神医学と精神薬理学分野を専門とし、神経科学や感情、心理学に関する本を多数執筆

・1998年から毎年(2008年時点)、全米ベスト・ドクターの一人に選出

脳を鍛える