受験コラム

「共通テスト対策のスケジュール」を偏差値別に解説!

こんにちは、塾長の山本です。

今回は「共通テスト対策のスケジュールをどう決めるか」と題しまして、志望校の偏差値別に解説をしていきます

とはいえ共通テストへの考え方は流派が分かれるところで、個人差も大きいテーマです。

個々の受験生の状況を全て考慮することはできませんので、大きな方針を確認します。

国公立受験生の検討ポイント

国公立志望の受験生は「いつから」「どれくらい」共通テスト対策をすべきか?を慎重に決める必要があります。

これが決まれば、年間計画の半分は決まったようなものです。

その際に最も注目すべき指標が「共通テスト:二次試験の配点比率」です(以降、「二次比率」と表記します)

国公立大学では、大学別に共通テストと二次試験の比重(配点)が決められています。

以下に、極端な例を掲載します。

当然この指標だけで全てを決めることはできませんが、これまでの指導経験に基づき以下のように考えると良いと思います。

二次比率が70%以上

「共通テストは足切りを避ければ良い」が基本戦略

共通テストの勉強をどれだけ「先延ばし」できるかが勝負になります。

足切りがある大学を受ける場合は10月頃から、そうでなければ11月以降から対策する形が理想となります。

僕が東京大学を受験した時は、共通テストの勉強を12月中旬から始めました。かなり勇気のいる決断でしたが、結果的に合格につながる良い判断だったと思います。

二次比率が50%~69%

最も方針を決めにくい。

二次試験の問題難易度を見極めて共通テスト対策の開始時期を決定する必要があります。必ず過去問を研究しておきましょう。

イメージとしては、8月末までは二次対策に集中し、仕上がりを見ながら共通テストだけで利用する科目の勉強に着手していく形です。

二次比率が50%未満

「共通テストでの勝ち逃げ」が基本戦略

二次試験での逆転が望みにくいので、基礎~標準レベルの知識を7月末頃までに仕上げましょう。

そして、その後は共通テストの形式に慣れていくために過去問や予想問題を少しずつ進めていきます。

ただし近年の共通テストは要求される知識レベルも上がってきているので、記述模試で偏差値60くらいの学力をつける勉強も並行しましょう。

私立受験生の検討ポイント

私立大学志望の受験生の場合、そもそも共通テストを受けるかどうかを検討する必要があります。

というのも、今や共通テストは「基礎ができていれば得点できる」という試験ではありません

10年前は「私立大学より簡単」「私立対策をしていれば問題なく解ける」と当たり前のように考えられていましたが、それは過去の話です。

高得点を取るには相応の対策が必要になります。

具体的には過去問や予想問題の演習、またリスニングなど私立大学では課されない科目を勉強する必要も出てきます。

共通テスト利用入試は激戦

もう一つ検討すべきことがあります。それは「共通テストに何を望むか」ということです。

色々な考えがあると思いますが、共通テストの受験は(共通テスト利用入試で)「第一志望に合格したい」「滑り止めを確保したい」という私立受験者が多いはずです。

しかし、一度考えていただきたいのは「共通テスト利用入試の強烈な競争を突破できるか」と「個別入試を受ければいいのではないか」の2点です。

共通テスト利用入試は合格者枠が少ないため、個別入試を受けるより競争倍率が高いケースが多くあります。

その激しい競争を勝ち抜くには、共通テストの対策に多くの時間をかける必要が出てきます。

「私大対策の時間を削ってまで共通テストで勝負する価値があるかどうか」を一度冷静に考えましょう。

共通テスト利用入試で滑り止め?

繰り返しですが、共通テスト利用入試は個別試験よりも競争が激化します。

そのため「普通に個別入試を受けた方が楽」という話が十分に起こりえます。

いわゆる「滑り止め」を本当に共通テストで受ける必要があるのか?みんなが受けているから「自分も受けなきゃ」と思っているだけではないか?

共通テスト対策に時間を使うということは、私立大学対策の時間を失うということです。ここは慎重に考えてください。

まとめ

今回は「共通テストにどう臨むか」という話をしてきました。

・国公立受験者は「いつから対策を始めるか」を決める

・私立受験者は「そもそも受けるのか」を一度考える

「とりあえず共通テストの対策をする」という人がほとんどです。だからこそ、一度立ち止まって考える受験生は合格の確率が高くなります。

本記事を参考に「自分はいつから共通テストの対策を始めるか」と「そもそも自分は共通テストを受けるべきなのか」を考えてみてくださいね。