受験コラム

【全部は覚えられない】何を優先して勉強すればいいのか?

こんにちは、塾長の山本です。

今回は「何を優先して勉強すればいいのか?」と題しまして、これから受験本番までに常に意識しておくべきことを解説していきます。

受験勉強で一番やってはいけないのが、出題範囲すべての知識を覚えようとすることです。

 

 

天才じゃないなら優先順位をきめる

なぜ優先順位をつけながら勉強していく必要があるのか。

その理由は2つあります。

①全部覚えることは不可能。それができる天才ならこれまでの人生で勉強に困ることはなかったはず

②入試に出る問題は限られているため、そもそも全て覚える必要がない

結局のところ「大事なことだけを覚えておけばよい」ということです。

試験に出ない知識を覚えることは、端的にいえば無駄です。

では「大事なこと」とは何でしょうか?

「重要度と定着度」で優先順位を考える

いきなりですが、以下の表をご覧ください。

まず「重要度」とは「志望校での出題頻度」を意味します。

例えば慶應大学経済学部の歴史科目は近世・近代以降しか出ません。

そのため、慶應大学経済学部の受験生にとってそれ以前の範囲は全て「重要度が低い」と言えます。

多くの塾・予備校で起きている悲劇の一つは、個々の受験生の違いを無視して“(学習塾が勝手に決めた)重要なこと“を押し付けていることです

特に集団授業の場合、個々の受験生の重要度に応じた指導をすることが困難です。

これは塾や予備校の批判ではなく、構造上そういった悲劇が起きやすいという当然の話です。

もう少し表の説明を続けます。上記の表は2×2で4つのエリアに分かれています。

①重要度高い × 定着しやすい

「重要度が高く定着しやすい知識」を勉強しない理由はありません。

優先的にこの分野の勉強を進めていきましょう。

一つ注意点があるとすれば「完全に覚えていることを勉強する時間はムダ」ということです。

たとえば「Apple→リンゴ」を勉強するのは無駄ですよね。わかっていることは勉強の対象からガンガン除外していきましょう

ここの意識が薄い受験生が多いので、注意してください。

全ての時間は「知らないことを覚えるため」に使いましょう。

②重要度高い × 定着しにくい

重要である以上、やるしかないです。

この領域に分類される知識を、どれだけ頑張って勉強できるか

これで合否が大きく左右されます。

以下の記事を参考に「極力効率的に勉強していくこと」が合格の絶対条件です

偏差値を劇的にアップさせる受験勉強の「三種の神器」を解説するこうした無理難題に答えます。今回の記事は「受験生に読んでもらいたい記事 堂々の第1位」です。 本記事のテーマ 結論 ...

③重要度低い × 定着しやすい

重要度の高い知識を一通り覚えてから、この領域の知識に着手しましょう。

重要度は低いものの、定着しやすいのであればやっておいて損がありません。

ただし、あくまで「プラスαである」という意識を忘れず、時間をかけすぎてはいけません。

④重要度低い × 定着しにくい

この領域の知識を非効率知識と呼びます。

重要度が低く、かつ覚えにくいのであれば思い切って捨てるべきです。

完璧主義になり、ここに時間を使いすぎてしまう受験生が非常に多いのが実態です

実は、大学受験で出題される問題はある程度決まっているので、非効率知識に分類されるものが想像以上に多くあります。

過去問研究をする意義は、この非効率知識をハッキリさせることにあります。

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どう4つのエリアに分類するか?

教科書や参考書に記載されている膨大な知識を、どのように4つに分類すればいいのでしょうか。

一番良くないのは、自分の感覚で決めることです。過去問を少し眺めたくらいでは重要度などわかりません。

本来は信頼できる人に自分の志望校を伝えて、一緒に分類してもらうのがベストです。当塾ではそのような指導をしています。

※当塾はこの分類を一緒にやるだけのプラン(1回1時間:5,000円ぽっきり)も提供しているので、ご興味ある方はご相談ください。

 

 

まとめ

今回は「何を優先して勉強すべきか」の話を進めてきました。

・重要度と定着度で重要度を決める

・自分の感覚で勝手な優先順位をつけない

日々の学習内容に優先順位をつけることができると、さらに理想的な勉強に近づきます。

漫然と全部を覚えようとするのではなく、メリハリのある勉強を実現してくださいね!