受験コラム

総合型選抜入試って何!?制度の解説と受験生へのアドバイスまで!

受験生
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最近は総合型選抜入試を導入する大学が増えてきたらしいけど、自分は受けるべきなのかな?どういう人が合格しやすいんだろう

こうした疑問に答えます。

本記事のテーマ

結論

・総合選抜型入試とは、学力に限らず自分を総合的に評価してもらえる受験である

・一般的には書類選考+面接+小論文の形式が多い

・勉強以外に頑張ってきたことがある人や、一般入試の勉強が進まない人は検討の価値あり

・短期間での逆転合格が少ないので、過度な期待はしない

記事の信頼性

この記事を執筆している塾長は大手予備校、大手学習塾、当塾の3か所で500人以上の指導実績があります。

また当塾はAO入試(総合選抜型入試)の指導も毎年行っており、慶應や早稲田(帰国生入試)、ICUの合格実績があります。

そうした指導実績をベースに解説していきます。

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総合型選抜入試って何?

受験生の学力だけでなく、独自の視点や考え方、コミュニケーション能力など多面的な要素を評価するための入試方式です。

あなたは「今の時代、知識の暗記って意味ある?」と思ったことはありませんか?

実際、社会で活躍している人は必ずしも学力(学歴)が高いわけではありません。

「ZOZOTOWN」を創立した前澤さんや、HIKAKINさんが所属する「UUUM」の社長は大学を卒業していません。

そういった社会構造の変化を受け、総合選抜入試では「学力だけでは計れない才能を持つ人を見つけ出すこと」を一つの目的にしています。

総合型選抜入試の具体的な流れ

ここからは総合型選抜入試の流れを説明していきます。

ただし、大学や学部によって必要書類や課されるテストが異なります。ここでは多くの大学に共通してみられる一般的な流れを解説していきます。

出願手続き

まずは受験する大学や学部、学科に応じて出願手続きを行います。

出願書類には、調査書や卒業証明書、志望理由書、推薦書が含まれることが一般的です。

注意点が必要なのは推薦書です。大学によっては2000字ほど要求されるケースがあるので、推薦書を第三者に依頼する際は時間的な余裕を持ってお願いしましょう。

書類選考

出願書類をもとに、受験生の学業成績や志望動機、適性を評価する書類選考が行われます。

実際にどのような実績をどのように評価するのかは、大学によって大きく変わるというのが当塾の指導経験上の考えです。

内申点が低くても合格する生徒もおり、何を重視して対策するかは、大学別に精査する必要があります。

試験・面接

書類選考を通過した受験生は、試験や面接を受けます。

試験では、一般的な学力試験、口頭試問、グループディスカッション、小論文や実技試験が行われることがあります。もっとも多くみられるのは「小論文」と「面接」です。

国公立では、共通テストの結果を必要とする場合も多いですが、東北大学のような難関大学でも共通テスト不要で受験出来ることがあります。

実技試験では、みなさんが受験する学部の特徴に沿った試験が実施されます。美術系ならデッサン、音楽系なら実演などです。

合格発表と入学手続き

試験や面接の結果をもとに、合格者が発表されます。

合格者は入学手続きを行い、新しい学生生活をスタートさせます。

総合型選抜入試は9月~12月の間に行われることが一般的で、合格から入学するまでに時間があることから、入学前課題が出されることもあります。

試験評価基準と対策方法

一般的に総合型選抜入試では何が評価されるのかを確認した上で、具体的な対策方法に言及していきます。

総合型選抜入試の受験を検討している受験生は必読です。

学力試験

学力試験では、受験生の基礎的な学力が評価されます。

試験科目は、国語、数学、英語、理科、社会など、大学や学部、学科によって異なります

一般受験と同様に、過去問演習が主な対策になります。

オープンキャンパスで数年分のAO入試の過去問を閲覧できる場合が多いので、受験する大学のHPを必ず確認しましょう。

小論文

小論文では、受験生の論理的思考力や意見表明能力、文章構成力が評価されます。

与えられたテーマに沿って自分の意見や考えを整理し、短い文章で表現する力が求められます

具体的な対策については「学校で習わない「大学受験の小論文対策」を解説【慶應対策も解説】」で詳細に解説していますので、小論文が課される人はあわせてご覧ください。

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面接

面接では、受験生のコミュニケーション能力や適性、学ぶ意欲が評価されます。

面接官との対話を通じて、受験生が自分の考えや経験を適切に表現できるかが重要です。

面接の対策として、当塾では、想定問答集を作成に注力します。徹底的に想定問答集を作ります

想定問答集を作りこむと「アドリブが効かなくなるんじゃない?」という意見もありますが、想定問答集を作っていく過程で自然と志望理由や将来の目標が定まっていきます。

そもそも総合型選抜入試の面接で聞かれることは限られています。

実際に、当塾の生徒で「面接でアドリブが必要だった」という話をほどんど聞いたことがありません。

実技試験

実技試験は、音楽や美術、スポーツなど特定の分野において、受験生の実際の技能や才能を評価するために行われます。

該当する学部・学科を受験する場合に限り実施されます。

実技試験という都合上、どのAO対策塾でも専門的に指導するのは難しく、当塾でも対策には限りがあります

必要に応じてその分野の専門家から指導を受けることが効果的です。

グループ・ディスカッション

グループディスカッションは、個々の受験生のコミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク、主張の明確さなどを評価するための試験方法です。

複数人でのディスカッション形式で、通常4~6人のグループでディスカッションが行われます。

対策としては、主に2つのこと意識してもらいたいと思います。

①議論のテーマに関連する知識や情報をあらかじめ収集し、自分の意見を明確にしておく

②小論文の勉強を通して、他人に自分の意見を分かりやすく伝える訓練をしておく

余裕があれば「模擬グループディスカッション」をするのが良いですが、まずは上記2点を進めていくことが重要です。

受験生向けのアドバイス

最後に、総合型選抜入試を選択するメリットとデメリットを当塾の見解から解説していきます。

総合型選抜入試のメリット

総合型選抜入試のメリットは、多面的な評価基準により、自分の強みや個性をアピールしやすいことです。

学業以外にこれまで努力してきた人は、積極的に利用するべきだと考えます。

また「一般受験の勉強が全然うまく進まない」という人も総合型選抜入試を検討する価値があります。

決して楽な受験方式ではありませんが、今の偏差値に関係なく合格できるのが総合型選抜入試です。

総合型選抜入試のデメリット

志望理由書や面接、学科試験など対策が多岐にわたるため、準備に時間がかかることが挙げられます。

加えて総合選抜入試では、あなたのこれまでの人生や考えてきたことが評価されます。つまり、小手先で1~2カ月対策しても報われないことが多いです。

そういった意味で「これまでどれだけ行動してきたか(=過去の行動)」という今から変えられない要素が多い入試と言えます。

おわりに

この記事では、総合型選抜入試の概要や対策方法、アドバイスなどを解説しました。

総合型選抜入試を検討している受験生は、この記事を参考にして総合型選抜入試に向けた準備を進めていってくださいね。

また「何をすればいいかわからない」「もっと詳しく知りたい」という方は総合型選抜入試の専門家が在籍する当塾にご相談ください!

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