受験コラム

【完全版 後編】模試の見直し・振り返りでライバルに差をつけよう!

こんにちは、塾長の山本です。

今回は【完全版 前編】受験生が模試を120%活用する方法を徹底解説!の後編です。

具体的には以下のテーマについて解説をしていきます。

・模試の具体的な見直し方法

・見直しを踏まえた勉強計画の修正方法

・模試の結果が返却されたら確認すること

模試を解いた後は「偏差値と志望校判定に一喜一憂して終わり」という受験生がほとんどなので、この記事を読んだあなたはきっとライバルに差をつけることができます!

合格する人のマインド

模試の結果はゆるぎない現実です。どれだけ結果が悪くても目を背けてはいけません。

もちろん、模試の結果が悪いと努力が否定された気がして目を背けたくなると思います。でも、それでは「不合格になる9割の受験生」と同じになってしまいます。

模試の結果が予想よりも低かった人、その現実から絶対に目を背けないでください。

不合格になるのは「模試の結果が悪いと現実逃避する人」です。

成長は「自己否定」から始まります。自分と向き合えない人に成長はありません。

「ケアレスミス」は禁句

厳しい話かもしれませんが、模試の結果が今の実力だと考えましょう。

自分の不出来を「運が悪かった」とか「ケアレスミス」という言葉で覆い隠してはいけません。

模試の結果と真摯に向き合い、これから自分がすべきことを明確にし、実行に移せる人は合格の可能性が必ず上がります。

だから、前を向いてここからの話を着実に実行していってくださいね。

模試の見直し方法を解説

ここからは、模試が終わった後の「見直し」について解説していきます。

具体的には解答解説を確認し、自分の弱みと強みをはっきりさせ、次の日からの計画に活かしていきます。

模試の見直しは大きく5つのステップで進めていきます。

見直しステップ1

最初にすべきは、自分が取り組んだすべての問題について以下の分類をすることです。

・正しい根拠を持って正解できた問題(〇)

・よく分からないけど正解した問題(△)
※マーク式の問題の場合に多くなると思います

・間違った問題(×)

この分類は模試を受けてから時間が経つと判断が難しくなるので、極力早く取り組むようにしてください。

また「時間がなくて取り組めなかった問題」は解答解説を見る前に一度取り組んで、上記の3タイプに分類してください。

この時に「間違えた理由」まで整理できると非常にいいです。

知識不足

・時間不足

・勘違い

先述の通り「ケアレスミス」という言葉はNGです。基本的に「ケアレスミス」は存在しません。

ミスには必ず理由があります

見直しステップ2

ステップ1で分類した「よく分からないけど正解したもの(△)」と「間違えたもの(×)」を改めて時間制限なしで解いてみましょう。

ポイントは「時間制限を設けない」ということです。

その理由は、それぞれの問題を「時間があれば解けた」のか「時間があっても知識不足で解けなかった」のかハッキリさせるためです。

「時間があれば解けた」→あなたが向上すべきは処理能力

「時間があっても解けない」→処理うんぬんの前に知識の積み上げが必要

このように、勉強方針を正しく決める上で時間制限を設けずに解き直すことが大切です。

見直しステップ3

ここに来て初めて「解答解説集」を使うことになります。

具体的には、ステップ2で「時間があっても解けない」と分類されたものから優先的に解答解説を読み込みます。

「なぜこの答えになるのか」という答えの導き方まで理解することが大切です。

「答えがあってたからOK!」という考え方では、どこかで必ず成績が伸び悩みます。

特に「答えはあっていたけど、導出過程が怪しい」という問題は「隠れた弱点」です。

ここを見逃さずにしっかり対策することが、志望校の合格につながります。

見直しステップ4

ステップ3で、解けなかった問題を中心に解答解説を読み込んでもらいました。

しかし当然ですが、1回読み込んだだけでは定着しません。

そこで、見直しをした当日、次の日、3日後、一週間後で自分の定着度をチェックする必要があります。

また見直しに余裕が出てきたら「関連知識」も確認していきましょう。

模試で出題されたのは、膨大な問題の中の氷山の一角です。

特に社会と理科は「答えをチェックして終わり」にならないようにしてください。

見直しステップ5

ステップ3での「解答解説の読み込み」、ステップ4で定着度のチェックを繰り返す中で(おそらく)全ての問題が解けるようになると思います。

そこで満足せず「1か月後にもう一度チェックする」というのが5つ目のステップです。

面倒と思わずに一か月後に模試の見直しをすることで完璧に習得できます。

面倒だな~と思うかもしれませんが、9割が志望校に合格できないのが現実です。みんなと同じように「面倒だな~」と復習を放棄してはみんなと同じ結果が待っています。

見直しを勉強計画に反映する方法

見直しが終わったら、次は勉強計画を修正していきます。

模試は勉強の進捗を測るリトマス紙です。模試で上手くいかなかった人は必ず計画を見直すようにしましょう。

とはいえ「計画を見直そう!」というだけでは意味が無いので、具体的にポイントを解説していきます。

ポイント①自分の課題を自分で考える

一番重要なのは「まずは自分で考える」ということです。今の自分に足りないもの・今後やるべきことをじっくり考えてみましょう。

不合格になる受験生は「最初から誰かを頼ってアドバイスをもらう人」です。究極的には自分のことは自分にしかわかりません。

「分析があっているかどうか」を気にせず、まずは考えてみることが大切です。

そして自分の意見が固まったところで、信頼できる人に相談できればより素晴らしいです。

ポイント②勉強方針を再確認する

自己採点の結果と間違えた問題の見直しを踏まえ「明日からの勉強方針を再確認する」のが大切です。

わかりやすく説明するために、少し極端な例を考えます。

◎志望校の合格最低点(3科目合計)・・・220点/300点
(英語…100点、国語…100点、社会…100点)

◎今回の模試の結果

英語…80点/100点

国語…60点/100点

社会…40点/100点

合計…180点/300点

仮に「これまでは3科目を同じように勉強していた」として、あなたなら明日からも同じように勉強を続けますか?

答えはNoだと思います。

普通に考えて「英語の勉強を抑えつつ、社会の勉強に力を入れていく」という結論に達すると思います。

この例のように模試で自分の実力を可視化し、それを自分の志望校と照らし合わせて考えると勉強方針がハッキリします。

さらに「基礎をやるべきか、問題演習を増やすべきか」という方針も見えてくるので、科目別に勉強方法を見直すことも重要です。

ポイント③実行計画を作る

最初に注意喚起ですが、細かい計画を作る必要はありません。なぜなら、どれだけ精密に作りこんでも数週間で計画が頓挫するからです。

大事なことは2つです。

・科目ごとの時間配分を決める

・基礎に戻るか、今の勉強を続けるか決める

まず科目ごとの点数、出来を踏まえて「一日の時間の使い方」を再考しましょう。

言うまでもなく、一番目標点に遠い科目で時間を使う必要があります。大まかに「英語を4時間、国語を3時間、社会を2時間」のように決めれば十分です。

また教科別の判断も(この時点では)「基礎に戻るか、今の勉強を続けるか」で考えられれば十分です。

もっと詳しい判断は模試の結果が返却されてから考えます。

模試の結果が返却されたらすべきこと

模試が終わって1カ月~1.5か月後に模試の結果が返却されます。

多くの受験生は「偏差値と志望校判定だけ見て終わり」なので、ここはライバルに差をつけやすいところです。

具体的にどのポイントを見ていけばいいのか解説していきます。

まずは一喜一憂しよう

まずは偏差値や志望校判定に一喜一憂してください。模試はみなさんの努力の結果であり、人によっては怠惰の結果です。

「模試の結果は関係ない」というのは確かに一理あると思います。

しかし、自分で受けると選択した以上は結果が全てです。だから、結果には心から一喜一憂してください。

自分の順位を確認しよう

偏差値と志望校判定の確認が終わったら、次は自分が受ける大学・学部中での自分の順位を確認しましょう。

・合格者定員の中に自分が入れているのか

・もし入れていないのであれば、あと何人追い越せば合格者の定員に入れるのか

判定がどうであっても、偏差値が何であっても、合格者定員に入れれば合格です。

実際に、難関大学を志望する人の中には「A判定が数人しかいなくて、C判定までが合格者定員に入っている」ということもあります。

判定や偏差値だけで判断せずに、定員の中に入れてるかどうかを確認してください。

ズレを確認しよう

結果に一喜一憂するだけで終わりにしてはいけません。

具体的には「自分が今まで勉強をしてきた手ごたえ」と「偏差値・志望校判定」のズレを確認しないといけません。

例えば「これまでしっかり勉強をしてきたはずなのに、英語が伸びていない」といった感覚と結果のズレを特定していきます。

そして明らかになったズレを基に「もう少し単語と熟語を覚えていこう」とか「長文で点数を落としているから、もう少し演習量を増やしたほうがいいかもしれない」と計画に反映させます。

大問、設問の平均点を確認しよう

次に確認してほしいのは、大問毎、設問毎の平均点です。

ざっくり言ってしまうと、平均点よりも低い大問や設問があればそこが皆さんの弱点になります。

例えば、ある大問で7割の点数が取れていたとします。

平均点が8割であればその分野は皆さんにとっての弱点ですが、平均点が5割ということであればその分野は皆さんの強みになります。

自分の点数だけではなく、大問・設問ごとの平均点をうまく考慮して自分の得意と不得意を特定しましょう。

模試直後の見直しで「それぞれの問題を間違えてしまった理由」の分析が進んでいると、さらに高い精度で分析することができます。

【注意喚起】実行ありきの分析です

言うまでもなく、分析するだけでは何も意味がありません。

分析結果を計画に取り入れ、実行していかなくてはいけません。

「そんなの当たり前だよ」と思うかもしれませんが、本当に計画を実行できていますか?

僕が大手の塾や予備校で勤務してきた経験からすると、ちゃんと実行できる人は10%程度です。

とにかく苦手を潰せ

まずは「自分の苦手を克服する計画」を作っていきましょう。

直前期だと特に「先へ先へ!」と勉強を進めたくなると思いますが、最優先でやるべきは「既に明らかになっている苦手を潰すこと」です。

不安や焦りをぐっと抑え、まずは苦手分野の克服から着手していきましょう。具体的には「直近2週間は弱点分野の復習に徹する」という計画で良いと思います。

ここで先を急いで復習を後回しにしてしまうと、ついに復習が行われる瞬間は来ません。

明確になっている弱点を埋めること」が常に最優先事項です。

おわりに

今回もかなり長い記事になりましたが、これで模試の解説記事は終わりになります。

前回の記事と合わせて何度も読んでいただければ、必ず模試でライバルに差をつけ、最後に志望校の合格を勝ち取れます。

これまで何度も言っている通り、この記事を読んだ人の中で実際に行動に移す人は10%もいないと思います。

しかし、その10%の人たちが合格していく姿をこれまで散々見てきました。

あなたもこの10%に入り、志望校の合格をぜひ勝ち取ってくださいね。

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