受験コラム

【どれくらい伸びる?】浪人生が合格するために知っておくべきこと!

こんにちは、塾長の山本です。

今回は「浪人生が合格するために知っておくべきこと」と題して、全ての浪人生に伝えたいことをまとめました。

浪人を決意をするのに葛藤があった人、勇気を振り絞った人、そうした思いを無駄にしないために最後まで読んでいただければと思います。

浪人してどれくらい伸びるの?

浪人したらどのくらい成績が伸びるのか?

これは全ての浪人生が気になるところだと思います。そこで「一般的に浪人生がどのくらい成績を伸ばすのか」を解説していきます。

※当塾の指導だけでなく、塾長が大手予備校に勤務していた時のデータを基にしています

「浪人したら伸びる」は誤り

当たり前の話ですが、浪人したら成績が上がるわけではありません。

浪人生で成績を伸ばせるのは「やるべきことをやった人」です。この点では現役生も浪人生も同じです。

浪人して頑張れば成績が伸びるかもしれないが、頑張らなければ絶対に成績は伸びないと考えることが重要です。

厳密な数字には諸説ありますが、受験生全体で第一志望に合格するのは「10%」と言われています。「普通にやったら不合格」ということを覚えておいてください。

頑張ったらどれくらい伸びる?

重要なのは「頑張った人に限って言えば、浪人でどのくらい伸びるか」です。

結論としては以下です。

・浪人1年間であげられる偏差値の平均は7~10程度

かなり大雑把に話をすると

・現役時に日東駒専に受かっていた人は、浪人してMARCHに合格

・現役時にMARCHに受かっていた人は、浪人して早慶に合格

のように、現役時から合格校がワンランクUPすれば一般論としては浪人成功です。

くれぐれも、これは一般的な傾向なので「あなたもこうなる」という話ではありません。

浪人して合格する人の特徴

ここからは「浪人して合格する人の傾向」を見ていきたいと思います。

自分を律する人

浪人最大の敵は「怠けたい」と思ってしまう自分です。

3月、4月に「絶対に合格してやる!」と意気込んでいる人も、5月になればその時の熱い気持ちを忘れてサボっています。人間なんてそんなものです。

それでも、あなたが「志望校に合格する10%の受験生」になるにはサボっている場合ではありません。だからこそ合格できる浪人生の条件は

自分の気持ちをコントロールして、自分を律することができること

です。

塾や予備校に通っても、怠ける人は怠けます。いい意味で環境に期待せず、自分と向き合って自分をコントロールする人が合格します。

受験を長期戦と考えている

失敗する浪人生は、結果を短期間に求めすぎです。

たった1度うまくいかなかったり、何回か復習して覚えられなかったりするとすぐに落ち込んでしまいます。

言うまでもなく受験は長期戦ですし、勉強の成果はそんなに簡単には出てきません。

「目先の努力は全力でやりつつ、その結果はゆっくり待つ」というのが合格者の考え方です。

「やる」ではなく「やりきる」

多くの受験生は「やるか、やらないか」の二元論で勉強を考えています。

一方で合格する浪人生は以下のように考えます。

勉強するのは当たり前

・そのうえで、知識を完璧に定着させるまで繰り返そう(知識の質を求める)

とはいえ最初から質の高い勉強をするのは難しいので、特に3月~5月は勉強量を増やすことが大切です。

「勉強したのに成績が上がらない」という悲劇を迎える受験生は「やっただけ」の人がほとんどです。

もし「頑張っているのに過去問が解けない、模試で点数が上がらない」という状況であれば、当塾にご相談ください。危険な状態にある可能性が高いです。

完璧を求めない

なぜか浪人生には完璧主義の人が多いです。

・完璧な計画を立てよう

・完璧な勉強法を確立しよう

・参考書をすべて完璧に覚えよう

こういう意気込みは素晴らしいのですが、現実的に物事は完璧に進みません。

多くの場合、完璧を求める努力は無駄になります。完璧な受験計画は数週間で頓挫し、完璧な勉強法は必ずうまくいきません。

完璧主義の人は「今日もできなかった…」「計画を立てては失敗する…」という日々を繰り返す中でモチベーションが消えます。

「まずはやってみて、その後考える」という姿勢が合格する浪人生の特徴です。

浪人しても合格できない人

ここまでの話の逆、つまり合格できない浪人生の特徴を解説していきます。

なお以下はあくまで傾向です。これに当てはまったら合格できない!ということではありません。

感情の波が激しい

※感情の波が激しい人を否定する意図はありません。大学受験という限定的な場面では苦戦することが多いという話です。

感情の波が激しい浪人生が大学受験で苦戦する理由は2つです。

①安定感に欠けるから

感情の波が激しいと、1年間安定して勉強を続けることが難しいです。

感情の波が激しいと、勉強がうまく進まない「沈み期」の回数が多くなる分、成績が伸びにくくなります。

もちろんメンタルが強い人でも一定の波があります。問題は波がある事ではなく、それが激しく変化することにあります。

②直前期に失速しやすい

感情の波が激しいと、プレッシャーが大きい直前期で失速する可能性が高いです。

メンタルが強くても、直前期は不安や焦りで勉強が止まることがあります。いわんや感情の波が激しい人は「直前期に全く手が動かない」というケースが多々あります。

これは直前期に「不安になるな」という話ではなく、不安な気持ちをうまくコントロールすることが大事という話です。

大学受験においては、直前期に粘れない人は合格できません。

直前期こそ、自分の気持ちをコントロールする強さを持つことが求められます。

計画を立てては失敗する

「計画を立てては失敗する」を何度も繰り返してしまうのも、うまく成績を伸ばせない浪人生の特徴です。

「計画する→失敗する」を繰り返すうちに、やる気の回路が死んでいきます。

先述のように完璧主義の人にこの傾向が見られるので、最初のうちは「絶対に達成できる!」という計画を作り、達成していくことを強く推奨します。

もし既に「計画→失敗」というサイクルに陥っていれば、ぜひ当塾にご相談下さい。このサイクルから自力で抜け出すのはかなり大変で、手遅れになる前に改善しなくてはいけません。

志望校を決めずに勉強する

志望校を決めないと「とりあえず教科書や参考書を1ページ目から進めていく」という勉強になります。

しかし、そのような勉強はほぼ確実に「途中でパンクして、勉強を嫌いになる」という悲劇を迎えます

こうした失敗を防ぐためには、志望校を決めて極力早く過去問を見て「これが重要だ」という重点分野を定めておくことが大切になります。

必ず優先順位をつけて勉強を進めていきましょう。

いい訳が上手

勉強しない理由」を見つけるのが上手な人は合格できません。

・今日は疲れてるし、たまには休みも必要

・ゴールデンウイークだし一日くらい休んでもいいか

・寝坊したから今日は諦めて明日から頑張ろう

浪人生の場合は「勉強をするのかしないのか」の選択権が自分にあります。そのため勉強しない理由を考えるのが上手になっていくと、本当に勉強が進まなくなります。

勉強しない理由を考えるのが癖にならないように、常に前向きに「勉強時間を増やそう」とすることが合格する上で1番大切です。

一発逆転に期待する

直前期に特に多いのですが「残り1か月で偏差値10伸ばす方法を教えてください」とか「自分の弱点を全て克服できる方法を教えてください」と言ってくる人です。

そういった「一発逆転のアイデア」に頼ろうとする人はほぼ確実に失敗します。

これから勉強を開始する人は「一発逆転のアイデアに頼りたくなるような状況」を作らないように、今からコツコツやるべきことを積み上げていきましょう。

点数に執着しすぎる

模試や過去問での点数に異常なこだわりを持っている受験生も危険です。

模試→自分の点数・偏差値・志望校判定に固執しすぎる

過去問→合格最低点を超えているのかどうかに固執しすぎる

こういう人は点数を見て一喜一憂しているだけで、そこからの学びを得られていません。

模試と過去問の使い方については別の記事でも詳しく解説していますが、一番重要なのは「残された期間で何をすべきか」を明確にすることです。

数字だけにこだわっていると、そういった気づきを得られません。偏差値や点数というわかりやすいものほど、実は皆さんにとってあまり意味がありません。

浪人生の成功法則

当塾が浪人生のみなさんに毎年必ず伝えている話があります。それを今からお話させてください。

努力が報われやすいタイミング

努力には「報われやすい努力」と「報われにくい努力」があります。簡単にいうと、以下のように整理できます。

・皆が頑張っている時にする努力→報われにくい

・みんながサボってる時(本気になりきれていない時)にする努力→報われやすい

考えてみれば当たり前ですが、ライバル全員が頑張っているという環境で差をつけるのはとても大変です。

これは大学受験でも同じことが言えます。つまり「他の受験生がまだ本気になっていない時に努力をした方が結果が出やすい」ということです。

報われやすいのは6月まで

浪人を成功させたいのなら、6月までに死ぬ気で努力しましょう。4月から6月までの3ヶ月間が最も努力が報われやすいです。

ライバルの大多数(受験生の約75%)は現役生です。現役生はこの3カ月間あまり勉強できません。

4月はクラス替えで気持ちが浮ついていたり、部活で最後の大会があって勉強に本気になりきれない

5月6月は現役生が定期テストに追われ、浪人生も3月4月に比べると勉強の勢いが落ちてくる

このように「みんなの勉強の手が止まっている」という瞬間は、4月~6月だけです。

浪人生はこの瞬間を逃してはいけません。

7月以降は努力が報われにくい

7月以降は多くの受験生が勉強を頑張るので「努力が報われにくい」ということができます。

・7月8月は現役生が夏休みで猛勉強し、それを知っている浪人生も頑張る

・9月10月は模試が本格化し、模試の結果に刺激を受けて頑張る

・11月以降の直前期は、言うまでもなくみんな頑張る

繰り返しですが、浪人生の成功法則は「4月~6月までの3ヶ月間で圧倒的な差をつけること」です。ここを意識しておけば、きっといい結果を残すことができます。

浪人生におすすめのルーティン

ここまで話してきたことを総括する意味で、浪人生のみなさんにオススメしたいルーティンを紹介していきます。

具体的には「精神を安定させるためのルーティン」と「学習効率を高めるためのルーティン」です

精神安定のルーティン

①朝、日光を浴びる

朝起きたら、必ず日光を浴びるようにしましょう。

日光を浴びることによってセロトニンが分泌されて、皆さんの精神が安定しやすくなります。

さらに、日光を浴びることで体内リズムが整うので、昼夜逆転など生活リズムが乱れている人にもおすすめです。

②外で運動する

運動することで自律神経が整えられ、精神が安定しやすくなります。

当塾のおすすめは、朝起きて日光を浴びながら10分ほど縄跳びをすることです。

縄跳びのようなリズム運動には自律神経を整える働きがあるので、続けていくと精神がかなり安定してきます。

不安で仕方ない直前期にも効果があります。

③寝る前に感情を整理する

夜寝る前に自分の感情をストレートに書き出しましょう。5分で十分です。

毎晩少しずつでも、自分の気持ちを言葉として書き出すことで大きな精神崩壊を防ぐことができます。

学習効率を高めるルーティン

①寝る前に次の日のタスクを決める

「何を勉強しようか迷っている時間」は極めて無駄です。単に悩んでいるだけで、学力アップにはつながりません。

特に朝の時間帯は頭がよく働くゴールデンタイムなので、1分も無駄にしないために前日のうちに勉強内容を決めておきましょう。

②整理整頓、勉強中に音楽NG

脳にはリソース競合という性質があり、簡単に言うと「色々な情報が脳に入ってくると集中力が分散する」という性質です。

これを踏まえると、目の前の勉強に集中するためには以下が大切になります。

・机の上をきれいにして、目に入ってくる情報を少なくする

・勉強中は音楽を聴かず、耳に入ってくる情報を少なくする

音楽を聴きながら勉強したい人は多いと思いますが、合格するためにぐっと我慢しましょう。

③ポモドーロ勉強法を取り入れる

僕個人の意見として、この世に最強の勉強法があるとすれば「ポモドーロ法」だと思っています。

詳しくはこちらの記事で解説していますので、あわせてご覧くださいね。

多浪生のみなさんへ

最後に、今年から「2浪目、3浪目、またはそれ以上の浪人生」として勉強を開始した多浪生の方にお話します。

多浪は全く悪いことではありません。しかし日常生活の些細な場面で「自分が多浪生である」と痛感し、テンションが下がってしまうこともあります。

テンションが下がると勉強への悪影響になるので「多浪生にはこういうことがある」というのを事前に知っておいてもらい、テンションが下がる機会を1回でも少なくしてほしいです。

※特に2浪目の方は1浪目からの変化があるので必見です!

①同窓会・成人式の案内を食らう

同窓会の案内はダメージ大きいです。めちゃくちゃ嫌な気持ちになります。2浪目の方は特に小・中・高と3回も同窓会の案内が来て辟易します。

対策として、当塾の生徒には自分の親に「もし同窓会の案内が届いたら捨てておいて」と伝えている人もいます。

また「成人式に出られない」も大きなストレスです。2浪目に限った話ですが、成人式は共通テストの1週間前なので参加が難しいです。

参加しない場合も、成人式当日のSNSは「成人式祭り」になっているので、極力SNSから距離を取りましょう。

②社会に出遅れている感がある

ふいに「自分は社会に出遅れてるんじゃないか」と不安になります。

大学に通う友人と話したり、SNSで友達の状況を見たりしたときに感じやすいです。

特にインスタグラムはキラキラした同年代がたくさん目に入ってくるので、距離を置くようにした方がいいです。

言うまでもなく多浪生が社会に出遅れているということはありません。僕が出会ってきた2浪、3浪の方は素晴らしい人ばかりでしたし、就職でもいいところに決まっていました。

自信をもって、次の試験に向けて勉強してくださいね。

③親からのプレッシャーが強くなる

浪人期間が長くなるにつれ、親からのプレッシャーが強くなっていきます。

浪人期間が長くなるにつれて不安になるのは親も同じです。

例えばママ友と話をする中で「あのご家庭の子は今こんなことをやってるのに、まだ自分の子は浪人してる…」と感じるお母さんは多いです。

そしてこのネガティブ考えが、みなさんへのプレッシャーへと変わっていきます。

こうしたプレッシャーを緩和するためには「頑張っていること」を示すことが大切です。週1回はリビングで10時間勉強するなど、頑張っている姿勢を見せるとプレッシャーも落ち着いてきます。

おわりに

とても長い記事になりましたが、浪人生が合格するために知っておくべきことを全て解説しました。

この記事を読んだだけでもライバルにリードしていますが、さらにこの記事の内容を実践することで「合格できる1割の受験生」に一気に近づきます。

まずは出来そうなことから取り入れて、ライバルに差をつけていきましょう!

 

 

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