受験コラム

偏差値を伸ばすなら絶対にやるべき勉強の極意5選【本当は教えたくない】

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受験生
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同じ勉強をしても伸びる人と伸びない人がいる。自分が伸びる側になるにはどうすればいいんだろう。当たり前だけど、どうせ勉強するなら成績を伸ばしたい

こうした疑問に答えます。

本記事のテーマ

結論

【勉強の極意 -スキル面-】

①「わかったの基準」を見直す。ポイントは「即答と説明」

②問題演習で自分の得意・不得意を明確に把握する

③覚えたいことは「自分の言葉」に変換して叩き込む

【勉強の極意 -思考面-】

④まずは「勉強は質より量」と考えるべき

⑤勉強を楽しめるような工夫をすべき

記事の信頼性

この記事を執筆している塾長は大手予備校、大手学習塾、当塾の3か所で500人以上の指導実績があります。

また個人としても慶應に現役合格、2022年には働きながら東大に合格しています。

指導者・プレイヤーの両面での実績をベースに解説していきます。

伸びない理由の99%は「わかったつもり」

断言します。

偏差値が伸びない受験生の99%は「わかったつもり」で勉強をやめてしまっているのが原因です。

・「わかったつもり」だから模試や本番で結果が出ない

・「わかったつもり」だから応用問題がまったく解けない

・「わかったつもり」だから細かいミスが出る

そのため「偏差値が伸びる受験生」になるために必要なことは1つ。

「わかったつもり」を極限まで排除して勉強を進めること

本当にこれだけで驚くほど成績が伸びていきます。

実際、当塾は「生徒一人一人の定着度を徹底的に診断し、わかったつもりで終わらせない指導」によって合格者を出しています。効果はすでに実証済みです。

では、ここからは「わかったつもり」を防ぐ方法を解説していきます。

①「わかったの基準」を明確にする

この話だけでも、相当成績を伸ばせると思います。

伸びる受験生と伸びない受験生の決定的な違いは「わかったの基準」にあります。あなたはどれに該当しますか?

①教科書を読んで分かったと言う人

②教科書を読んで例題を解いて分かったと言う人

③教科書を読んで例題を解き、応用まで解いて初めて分かったと言う人

成績の伸びが2倍違う

「わかったの基準」の違いは、テストの結果に大きく反映されます。

当塾の分析としては応用を解いて初めて分かったと言う受験生」は、教科書を読んだだけで分かったと言う受験生」の2倍速で成績が伸びていきます。

そして当塾の逆転合格者は必ず「わかったの基準」を適切に決めることから始めています。

具体的な基準

「これで大丈夫だ」と自信をもって良い「わかったの基準」は以下の通りです。

①聞かれたら即答で答えられる

②正解の理由を聞かれたら説明できる

①の解説

①の具体例としては、英単語の勉強で「この単語の意味は?」と聞かれて「うーん」と悩まずに即答できるかどうかです。

試験本番は制限時間があり、緊張感がとんでもないです。

こうした状況では、普段の状態で即答できる知識以外は使い物になりません。

正解できるだけではダメです。普段から「即答できなければ×」という基準でやっていきましょう。

②の解説

4択問題で「なぜこれが正解になるのか」と「なぜ他のはダメなのか」を正しく説明できるか

英語なら「現在形、現在進行形、現在完了形の違い」を正しく説明できるか

数学や理科なら「なぜこの答えになるのか、どういう方針で解けば答えにたどり着くのか」を正しく説明できるか

こうした質問に対して、正しい理由を答えられれば「完全にわかっている」と言えます。

入試本番で応用問題に対応するには、理由を聞かれたら全部答えられるくらいの知識をつけなければいけません。

この基準で勉強するのは少し大変ですが、難関校を目指す人は特に重要です。

最初のうちは時間がかかりますが、1問ずつ「これが正解になるのは~」と自問自答することで定着度が劇的に高くなります。

②得意・不得意を明確にする

たとえば英文法の問題で、あなたの得意と不得意を教えてください

この質問に答えられますか?

もし即座に答えられるのなら、あなたは合格に高速で近づいています。

一方で「ええ~と、とりあえず時制と受動態は出来そうで、あ、でも不定詞は苦手かも?」と曖昧にしか答えられない人は注意が必要です。

なぜなら、受験勉強とは「自分の弱点を埋める作業が9割」だからです。

弱点を知ることで初めて、効率的な勉強をできるようになります。

問題演習で客観的に把握すべき

自分の得意・不得意を曖昧なイメージではなく、客観的に把握しておくことが大切です。

具体的には問題演習を通じて、自分の得意・不得意を整理します。

・間違えた問題に必ず「×」をつけておく

・2回、3回…と間違えた数だけ「×」をつけておく

・「×」の数が多い分野から優先的にテキストで勉強し直す

ここまで客観的に把握すれば「わかったつもり」をしっかり防ぐことができます。

さらに、このように整理することで直前期に「×の多い問題だけ復習しよう」といった効率的な復習が可能になります。

未来の自分のためにも、しっかりと「×」を記録していきましょう。

③自分の言葉で頭に叩き込む

普段の勉強で教科書や参考書、問題集の解説を読みますよね。

その時に「読んだ内容を自分の言葉に置き換える」ことで定着度が劇的に上がります。

テキストに書いてあることを、自分の言葉で説明できるようにする」と言い換えることもできます。

僕たちの脳には「他人の言葉より、自分の言葉の方が覚えられる」という性質があります。

特に教科書や参考書では「普段こんな言葉、こんな言い回ししないよ」という表現が多く、頭に入りにくいです

つまり教科書を丸暗記したり、書いてあることをそのまま覚えようとするのは非効率ということです。

自分の言葉に置き換える」という工夫によって、定着率が上がります。

要約勉強法で定着度を高める

「要約」という言葉に拒絶反応を示す受験生が多いのですが、簡単な勉強法なので心配無用です。

要約勉強法とは、テキストや授業で理解した内容を「自分の言葉・図で表現してみる」だけです

作業時間としては10分もあれば十分すぎるくらいです。

さらに要約によって「あれ、ここ意外とわかってなかったな」と気づきやすくなり、「わかったつもり」を防止できます。

④まずは「質より量」と考える

塾の仕事をしていると「勉強は量ですか?質ですか?」と毎日のように聞かれます。

たくさんの生徒を指導してきた結果、当塾は以下の結論を出しました。

・あくまで「量があってこその、質」である。

・いきなり質を高めるのは難しいので、まずは量を増やすべき

体感値としては、成績が伸びない受験生の80%が「単純に勉強量が足りていない」が原因です。

根拠:「量質転化」の法則

当塾の結論を裏付ける根拠として「量質転化の法則」があります。

量質転化の法則とは

・量的な変化が質的な変化をもたらし、また質的な変化が量的な変化をもたらす
(三浦つとむ著「弁証法はどういう科学か」より引用)

簡単に言えば「量をこなすにつれて、質が上がっていく」という法則であり、逆もしかりです。

具体例として、プロ野球選手を考えてみます。

プロ野球選手は、生まれた瞬間から野球が上手だったわけではありません。

最初は素振りやキャッチボールといった基本動作を毎日繰り返すことで、徐々に難易度の高い練習に挑戦していきます(量→質)

また野球がうまくなるにつれて、最初はきつかった練習量も余裕をもってこなせるようになります(質→量)

これが量質転化です。

これを勉強に当てはめて考えてみると、まずは勉強時間を増やして基礎の反復回数を増やすことを目標にすべきです。

そして勉強時間と反復回数が増える中で、徐々に勉強の質が高まっていきます。

まずは量をこなさなければいけない

この現実から目を背けなければ、ライバルに大きく差をつけることができます。

東大生はどう考えているか

「勉強は量か質か」について、現役東大生(5人)と話をしてみました。

この話は「量派が2人、質派が3人」で始まったのですが、最後には面白いオチが待っていました。

僕:Aさんは量と質ってどっちが大切だと思う?

東大生A:質の方が大事ですね。だらだらやっても意味ないですし。

僕:それはその通りだよね。ちなみに受験期は一日どれくらい勉強してたの?

東大生A:全然少なくて、だいたい8時間くらいですかね。
※Aさんは浪人で合格しています

僕:ん?

東大生A:周りはもっとやってましたし、私は少ない方だと思います。

僕:そ、そうだよね…

ちなみに、質派と言っていた他の2人も10時間前後はやっていたようです。

どこを目指すかで変わるとは思いますが、やはり「量があっての質」と考えるのが成績を伸ばすコツであり、極意です。

特に勉強を始めたての頃は、量を増やすことを目標にすると成績が伸びやすいです。

⑤勉強が楽しくなる工夫をする

有名なことわざに「好きこそものの上手なれ」があります。

これは勉強にも当てはまります。

・勉強をやりたくてやっているAくん

・勉強をつらいと思いつつ、自分を奮い立たせて頑張るBくん

・勉強が嫌いだけど大学進学のために義務感でやっているCくん

一番伸びるのはもちろんAくんです。

「勉強がたのしい!」とは言わないまでも、勉強する「自分なりの理由」をもっている人はめちゃくちゃ強いです。

・勉強が楽しいから

・大学で留学したいから

・東京にいってオシャレな生活をしたいから

・良い大学に入ってモテたいから

理由に良いも悪いもありません。理由があるかどうかが問題です。

一番大事な「基礎」が一番つまらない

勉強もスポーツも音楽も、一番最初にやる「基礎練習」が一番つまらないです。

つまらない一番の理由は「成長を感じにくいから」です。

・ひたすら英単語を覚える

・ひたすら素振り

・ひたすら指使いの練習(ピアノ)

こうした基礎練習は「伸びている感じ」を得にくく、つまらないと挫折する人が多いです。

逆に言えば、ここをスムーズに乗り越えられれば合格にかなり近づきます。

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勉強を楽しくする工夫は、習慣化の話と密接にかかわってきます。なぜなら、習慣化する際の一番のコツが「楽しくすること」だからです。

勉強や新しい習慣を楽しくするコツは大きく2つあります。

①努力を可視化する

②ごほうびを用意する

「成長を感じられない基礎練習」を楽しくするには、その成果を可視化することが重要です。
※掃除も「こんなにゴミが取れた!」と感じられると楽しいですよね。

たとえば、以下のような方法で自分の頑張りを可視化できます。

・タスクを実行できた日は、スケジュール帳にシールを貼る
→シールで埋まると達成感アップ

・1時間勉強したら原稿用紙を1マス塗りつぶす
→カラフルに努力を可視化

・反復したい基礎事項をTo Doリストに書く
⇒達成できたら思いっきり黒塗りする(爽快感!)

また、達成できた時に自分にご褒美をあげるのも有効です。

ただしご褒美の頻度が高すぎると、ご褒美慣れして効果が落ちます。目安としては週1回くらいにしましょう!

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おわりに

ここまで「勉強の極意」と出して解説をしてきましたが、この記事に当塾の知見をすべて捧げました。

かなりボリュームがあったので、ブックマークをしてたまに覗きにきてくださいね。

そして今回の勉強の極意を実行するためには「勉強時間の確保」が一番重要になります。

ぜひこちらの記事も参考に、勉強時間をガンガン増やしていきましょう!

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